kaz68031のブログ

どこにでもいるサラリーマン。阪神タイガースのファンです。

名刺の無い世界

ビジネスでの人間関係は、

上司、部下、同僚、顧客、仕入れ先といった関係が基本。

いや、すべてと言ってもいいかもしれない。

 

また、目的もはっきりしている。

製品、サービスを顧客に提供して、利益をあげる。

その1点である。

 

目的が共有されているから、コミュニケーションも

自ずとスムーズに運びやすいようになっている。

(当然、例外もあることにはあるが)

 

そのコミュニケーションを介在するツールが名刺である。

 

名刺の威力は強力だ。

いちいち説明しなくとも、名刺を見ただけで、

本人のことにイメージが湧いてくる。

 

いずれにせよ、サラリーマンを長く続けていると

人間関係の大部分が名刺をベースとしたものとなる

ということは論を待たない。

 

  ●

 

ここ半年、仕事とは一切関係がない、ある会合に参加している。

完全なプライベートでの活動である。

したがって、名刺を交換する、ということもない。

 

会合の内容はとりあえず、伏せておく。

参加メンバーはおよそ100名。世代もさまざまである。

 

当然、この会合以外ではあったこともない人々、

あるいは、会合に参加しなければ会うこともないであろう人々と

それなりに、人間関係を築いていくことになる。

 

ビジネスであれば、まずは名刺交換から、ということになるのだが

ここでは、そういうことはしない。(必要ない)

 

したがって、ビジネスシーンではめったにお目にかからない経験や

思いをすることにもなる。非常に新鮮である。ワクワクする。

 

もちろん、気分の良いものばかりではない。

むしろ、違和感を感じることの方が多いかもしれない。

 

違和感を感じるのは、

自分の常識と現実の出来事にギャップがあるからだ。

 

違和感を感じることが多いのは、

自分の常識と現実のズレを感じることが多いからだ。

 

あまり大げさに考えるつもりはないが、

世間様の常識とずれた人間になっているのかもしれない

なんて考えたりする。

もっとも、世間様の常識が必ず正しいものであるとは限らないが。

 

あるいは。

ビジネスとは全く異質の世界だから、

違和感を感じない方がどうかしている、と言えるかもしれない。

これはが本当なら、重要な気づきだと思う。

 

ビジネスマンである前に、一人の人間なのである。

ビジネスとプライベートのバランスを最適化するべし、

というのは大事なことだ。

 

毎日残業してでも仕事だけしてればよい。

という時代は、自分の中ではとっくに終わっている。

この会合を自分の中のバランスをとるために使おう。

 

名刺の無い世界。

非常に貴重な経験をさせてもらっている。

 

ではでは。