kaz68031のブログ

どこにでもいるサラリーマン。阪神タイガースのファンです。

算数でコミュニケーション?

先日、ライフネット生命・出口社長の講演を聴く機会に恵まれた。
講演の中で印象に残っているのが、「コミュニケーションミスをしないようにするには、国語ではなく算数で話をするのが良い」ということ。これは、仕事に非常に重要。仕事の効率化に課題を感じる人であれば、ほんの少し、口のきき方を変えるだけで、劇的に生産性があがるだろう。

 

 この仕事は“あと少しで”終わる。

 “しばらくしたら”休憩しよう。

 

日頃、何気なく口にする表現だけど、「あと少し」、「しばらくしたら」というフレーズに持つイメージは、人それぞれ。そこに、認識のギャップが生じる要因がある。当然ギャップがあれば、アウトップットの出来栄えも、またの評価も異なる。そのギャップを埋めるための「余計な」コミュニケーションも必要になることもある。

「これで理解できないのってアホちゃうの?」

「こんな内容で何を理解しろいうの?で、どうしてほしいの?」

口には出さないものの、相手の表情にこうした言葉がありありと浮かんでいる・・。

ストレスがたまるよね、お互いに。これを繰り返すと、人間関係にも影響するよね。

けどね、こういうことで無駄な時間を使っているのって、意外と多いのではではないだろうか?

 

 

今までは、精神的にも、物理的にも余裕があったので、「まあ、ええか」と済ますことができていた。20年前であれば、“あと少し”って10分ですか?、それとも30分ですか?と、聞き返さなくても最終的な成果には大した影響がなかった。むしろ、そんなことを質問されると、露骨に嫌な顔をされることもあった。そもそも、そんな質問をする奴さえいなかった。

 

とりあえず作業を進めてみて、ポイントごとに出来上がりを見たうえでギャップを明らかにして、落としどころを探して摺合せを行い、次のフェーズに進んでいく。

 

そんなやり方でも通用していたのは今のようなグローバリゼーションの波があったわけでもなく、ITの性能も高くはなかったからだ。

 

しかし、今は違う、ほとんどの仕事は今後、機械に置き換えられる。また、我々自身も世界中の人材との熾烈な競争が待っている。

 

仕事では、プレゼンやメールでコミュニケーションをとることが多いが、自分が考えていることを正確に相手に理解してもらうことが、如何に難しいかを日々痛感している。そんなときに、冒頭の言葉を聞いた。

 

 

「コミュニケーションミスをしないようにするには、国語ではなく算数で話をするのが良い」

 

日頃、モヤモヤしていたものがスッキリした気がするので、ぜひ、取り入れていきたい。

 

 

ただし、あくまで仕事のシーンだけに留めておくことにしよう。嫁との会話をこの調子でやっていたら、きっと彼女の機嫌を損ねることになるだろうからwww

(女性との会話にはまた違ったコツがあるはず)

 

ではでは。