kaz68031のブログ

どこにでもいるサラリーマン。阪神タイガースのファンです。

英語のこと 2

一昨日につづいて、英語のことについて書く。

前にも言ったが英語の練習を始めたのは、仕事で必要としているからだ。

だから、ビジネスで通用する英語を身に着けられればいいや、と思っていた。

それが、最近は少し変わってきている。詳しくは、後段で。

 

英語については、リーディングとヒアリングをメインに練習を重ねてきた。

ある程度のレベルまでいけたので、

次はということでスピーキングに取り組むことにした。

どんな、方法があるかいろいろ調べてみた。

妥当な線では、英会話教室に通うことだろう。

予想していたことだが、どこもかしこも

ローンを抱えるサラリーマンが通えるレベルの月謝ではない。

それでも、諦めることなく、探してみると、

「英会話クラブ」というものが検索サイトでヒットした。

どうやら、首都圏のさまざまな場所で、開催されているようだ。

1回2時間で500円。リーズナブルだ。以来、週一のペースで通っている。

 

そこでは、4~5人が1グループとなり自己紹介を中心に、

英会話を楽しむというスタイルである。まあ、悪くない。

必ず話題になるトピックが、「なぜ英語を勉強するのか」というもの。

参加者の答えは、ほぼ共通している。

「外国が好きだから」「海外旅行をもっと楽しみたいから」

これらは、まあいい。かわいいもんだ。

 

しかし、こういう回答には違和感を感じる。

「グローバルな時代についてたくためにも海外のことをもっと

知らなければならい。だから英語を勉強している」

 

確かにグローバルな時代にコミュニケーションをするには、

英語は必要なツールである。これには、異論はない。

だが、海外のことをもっと知るために英語が必要だ、とだけしか

思いつかないのであれば、それは片手落ちである。

 

なぜか。

 

グローバル時代に外国と渡り合うには、相手のことを知るだけではなく

我々のことを知ってもらい、認めてもらうことが必要だ。

日本はどんな国で、どのような歴史と風土があり、

どんな価値観を持ちっているのかを。

そのために、英語の会話のスキルを身に着けるのだ。

 

相手の主張だけを受け入れ、こちらは一切主張しないというのは

交渉はおろかコミュニケーションにすら、ならない。

それなら、わざわざ自分で英語を身に着けなくとも、通訳を雇えば

良いだけのこと。

 

ハリウッド映画で見る日本人のことは、今さら出すまでもないが、

アメリカ人が認識している日本人像は、正直、噴飯ものである。

逆に言えばその程度の認知力しかない彼らを、必要以上にリスペクト

する必要などない。日本のことを分からせる、くらいのスタンスで

接するのがちょうど良い。まあ、これはビジネスでも同じだが。

 

だから、日本を理解してもらうために英語を練習しているのだ、

と答えることにしている。

 

もちろん、英語はあくまでツールだからコンテンツを仕入れなければ

ならない。そこで、今が旬の新島八重さんや会津ことを勉強しようと思う。

(薩摩や長州のことはある程度、知られているからね。)

 

ではでは。

 

街道をゆく〈33〉奥州白河・会津のみち、赤坂散歩 (朝日文芸文庫)