英語のこと
「英語を使えるようになりましょう」
楽天やユニクロが社内公用語を英語にしたことをはじめ、巷間かびすましい状況になっている。かくいう自分自身も、仕事では英語の使用が必要とされる場面がたびたびある。
現在の部署への移動を契機に、英語をブラッシュアップしなおしてきた。どこから手を付けるべきか、最初にいろいろ考えた。結論として、まずは、ヒアリングとリーディングに主眼を置いて、練習することにした。
思うに、英語に限らず言語を使うスキルは4つに分けることができる。
「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」の4つである。
私はこのうち、「聞く」と「読む」にフォーカスしたわけだ。
その理由は、まずは、「何について書いてあるのか」、「何について話しているのか」を理解することができないと、自分の考えがまとまらないと思ったからだ。
毎日、10分でもいいから英語に触れることをノルマにした。通勤電車の中でできるように。1年も続けると、TOEICの点数も150点(それだけかい!)はアップした。
会議での英語での会話や英文の資料にも、少しづつではあるが、ついていけるようになった。海外支社との電話でも自然に会話ができるようになった。しんどく思うことが減ってきた。最近では、CNNも字幕なしで大意がわかるようになってきた。面白い。
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「英語を使えるようになりましょう」
使えるようになるって、どういこと?
自分の考えを正確に相手に理解してもらう。あるいは、その逆。それを英語でできるようになるということである。と理解している。
すなわち、コミュニケーションができるようになる、ということだ。当たり前すぎる話だが。
コミュニケーションは、相手が何をしたいか、どうしてほしいか、を理解するところから始まる。ビジネスでも同じことだ。相手のニーズがわかれば、あとは、それにどう対応するかを考えて、口に出したり、文章にしてやればよい。商談でなら、プレゼンするだけのことだ。日本語でやっていることとなんら変わらない。単純な話じゃないか。
それができれば、次に求められるのは話の中身。論理の飛躍や矛盾がないか。起承転結があるか、「なるほど」となるオチがあるか。。。世にいう「おもしろい人」「頭の良い人」というところになる。ここまでくれば、外人とであってもビジネスでの関係を越えた付き合いができるようになると思う。
海外赴任の経験のある同僚に言わせると、仕事でローカルスタッフや顧客とコミュニケーションができるようには、誰でもなれる。たとえ、英語のスキルがゼロでもだ。なぜなら、ビジネスでは誰もが儲けたいと思っている。だから、自分にメリットがありそうだと思ってもらえれば、つたない英語でも、「相手が理解してくれようとする」からだと。
「英語で話すことはできるが、<話>のできない日本人は大勢いる」
(日本語で話すことはできるが、<話>のできない日本人も大勢る)
笑うに笑えないジョークだ。
しかし、アフターファイブではそうはいかない。話(人間として)がつまらないと、誰も寄ってこない。なんだ、日本と同じじゃないか。
英語を勉強する前に、飲み会での話のネタを集めてストーリーを作ることから、始めることが必要なんだね。
【マイ コミュニケーション力 ランク】
最強:爆笑してもらえる話ができる。感動してもらえる話ができる。
ベター:聴いていて面白い話ができる。なるほど、と言ってもらえる話ができる。
ふつう:筋道だった話ができる。正確な話ができる。誰もが知っている話ができる。
ノットバッド:人の話を聞くことができる。
最悪:人の話をさえぎる。人の話を聞かない。話が支離滅裂、論理が破たん。
日本語+英語できれば怖いものなし!?
ではでは。