kaz68031のブログ

どこにでもいるサラリーマン。阪神タイガースのファンです。

大事なのは、「誰が言ったか」でも、「何を言ったか」でもない。

最近、ネット上で良く見かける、この手の議論。

ネットでは、「何を言ったのか」が「誰が言ったのか」より重要、

という話を見かける。本当にそうなのか?

 

実際の社会では、会社などでは、一介の平社員よりも重役の話の方が

影響力が大きい。

 

また、周囲からの信頼が高い人(A)と、低い人(B)では、

Aの意見を周囲は尊重することを、見聞きすることが多いだろう。

たとえ、同じことを言っていたとしても、Aの方が周囲を説得し、

動かすことができる。

例え言ってることが立派でも、Bが言ってる場合は

「何を偉そうに」ということになるだろう。

 

すなわち、リアルの世の中では、

「誰が言ったのか」の方が、「何言ったのか」よりも影響力が大きい、

ということになる。

 

だが、私の言いたいのはこれではない。

 

同じ人が同じことを言った時にも、言い方によって受け手の反応が

変わるという話を聞くこともある。

 

「北風と太陽」の話はあまりにも有名だが、言わんとしていることは両方とも同じである。「コートを脱いでください」だ。

 

北風=なんでもいいからとにかくコートを脱がんかい!吹き飛ばすぞ!

太陽=ワタシからは暑さがどんどん出ているので、脱いだ方があたも快適ですよ。

 

旅人は、北風に対しては頑なにコートの裾を閉じ、太陽に対しては

素直にコートを脱いだ。

 

もう、おわかりであろう。

同じことを言うのにも、言い方を変えるだけで、受け手の反応が変わることを。

 

つまり、最も大事なのは、「どう言ったか」なのである。

 

「言う人」、「言う内容」、「言い方」、この3つが揃ってこそ、人を動かすことができるのである。それも、嫌々ではなく、前向きに。

 

人格をもっと磨いていかないといかんね。

 

ではでは。