子供の頃にワクワクしたこと
子供の頃のワタシについて書く。小学生の頃について。
その頃のワタシはどこにでもいる小僧の1人だった。
勉強が嫌いで、喧嘩と野球ばかりしていて。
そして、知らないところへ出かけることが、何より大好きだった。
小学生の行動半径なんて、今も昔もそうは変わらない。
せいぜい、学校と自宅、近所の公園、野球のグラウンド、親に連れられていく商店街、といったところだ。
普段の生活ではあまりないが、ふとしたときに、日常の行動半径の外に出ると何があるんだろうと、考えたりすることが好きだった。実際に考えだすと、ワクワクした。
実際にやったこととして。
大阪は堺市の南の端にある自宅から、河内長野市の関西サイクルスポーツセンター、岸和田の親戚の家、住吉大社近くの担任の先生の自宅まで自転車で行った。中学の時は、岡山県倉敷市の自宅から広島県福山市までを往復した。どの場所ににしても、自宅からだとクルマで走っても、それなりに時間のかかるところだ。
もちろん自転車なので、思うように距離を稼ぐことができない。体力的にもきつかった。それでも、ぜんぜん構わなかった。その瞬間は、目的地に向かって走っている充実感が疲れを感じさせなかった。
日常と違った光景を目の当たりにして感じる新鮮な驚き、「自分の足でここまで来れた」という実感、達成感は何者にも代えがたかった。
今でも、そういう感覚は残っていて、天気の良い日は、たまに、自転車で遠出をしたりする。
2年前には娘と吉祥寺の自宅から、靖国神社、東京タワーと自転車で周ってきた。
ふだんはクルマや電車で出かける都心を、自転車で走り抜けることに新鮮さを感じた。
来年の春には、しまなみ海道のサイクリングロードを家族で走りたいと思う。
日本一のサイクリングロードを。